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読み切り作品「プレゼント」磋藤にゅすけ

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「ヘンコちゃんになりたくて」以降、久々の中編で放電横丁に初登場!

―君のくれたプレゼント ずっと守ってあげるよ 他になんにもいらないの―
美人で優秀な恋人サエと付き合い何不自由ない大学生活を送るツトム。ただし、コイツさえいなければ……。「ヘンコちゃんになりたくて」以降、久々の中編で放電横丁に初登場!

【磋藤にゅすけ】
1987年6月10日生まれ。東京都出身。高校中退後、イラストレーターを目指しながらデザイン事務所に勤務。退社を機に投稿した作品「すめぐま」で2011年第13回アックスマンガ新人賞林静一個人賞受賞。著書に『ヘンコちゃんになりたくて』(青林工藝舎)がある。

ブログ http://nyusuke-feeeveeer.com/wordpress/

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読み切り作品「透明ランナー」わだちず

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デビュー2作目は切り絵を使ったカラー作品。不思議な空間へと誘います。

デビュー2作目は切り絵を使ったカラー作品。“シュッって言ったらスピードアップ(うらわざ)”透明ランナーが不思議な空間へと誘います。

【わだちず】
京都出身在住。独学で絵やマンガを描く。第16回アックスマンガ新人賞南伸坊賞受賞。
ホームページ http://cheesering.com/

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「ロマンガロン」第5話 まどの一哉

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ベテラン・まどの一哉が、なんとロボットマンガの長編に挑む話題作!

ベテラン・まどの一哉氏が、なんとロボットマンガの長編に挑む話題作!
これまでもお伽噺等をベースにSF色強い作品を描いていますが、この空想、実はもうひとつのリアリズムを表現しているのです。
コミカルな仮面の下に隠されたまどのマジックを新連載「ロマン・ガロン」でご堪能下さい!

【まどの一哉 】
1956年生、大阪府出身。美学校絵文字工房(講師・赤瀬川原平)卒。
1976年、月刊漫画『ガロ』12月号にて「運命の男」でデビュー。その後『クイック・ジャパン』等で作品を発表。
2006年より『アックス』で意欲的に作品を描き、現在オンラインマガジン『電脳マヴォ』にて「三角帽子」を連載中。

まどの一哉「絵空事ノート」http://esoragoto.iga-log.com/
「電脳マヴォ」公式サイト http://mavo.takekuma.jp/

著書として『洞窟ゲーム』『世の終わりのためのお伽噺』(青林工藝舎)、『西遊記』(ワイズ出版)がある。

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「もちが焼けたよ」第4回 筒井ヒロミ

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餅になったおじいちゃんと一緒に暮らす大河くん、えっ、どーなっちゃうの!?

「おじいちゃんがモチになっちゃったんだよ」
「最近はやってるんだよ、高齢者のモチ化。でもまさかウチもなんてね…」
「モチなら食べてしまえばよいではないですか!」
「そうはいかないよ、一応おじいちゃんなんだから…」

モチになってしまったおじいちゃんと暮らす大河くんとその周辺のお話「もちが焼けたよ」が
4コマ漫画になって放電横丁に登場です。どうぞお楽しみに!

【筒井ヒロミ】
1977年生まれ。2009年、32歳で会社を辞めて漫画の持ち込みを始める。
第13回アックスマンガ新人賞・南伸坊個人賞受賞。
○著書『トロミちゃん THE TOROBAKO GIRL』(青林工藝舎)
○ブログ http://nya-nya-studio.com/

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「ノドの迷路」第8回 逆柱いみり

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『アックスVol.94~Vol.100』に連載された作品の続き。

『アックスVol.94~Vol.100』に連載された作品の続き。ノドのあたりが変になってしまった同級生を連れて保健室に行ったが、ヤブ医者の手術で形が奇怪に変わってしまった同級生を、人間の形にもどすために二人は迷路のような町を歩き回るのだが…。

【逆柱いみり】
月刊漫画「ガロ」1989年10月号に「くじら」その他短編で入選。その後『ガロ』『アックス』などで作品を発表。著書として『ネコカッパ』(河出書房新社)『赤タイツ男』『空の巻き貝』(青林工藝舎)などがある。
漏電銀座裏通り http://d.hatena.ne.jp/nkpmkp/

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「流れる雲のように」 第8話 末井昭

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高校卒業し出版界に入るまでの苦悩と葛藤を描いた連載小説! 挿画/東陽片岡

「流れる雲のように」 第8話 末井昭

8. 黒い太陽

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イラスト: 東陽片岡

駒込にある作画会という会社は、看板やディスプレイを請け負う会社でした。

僕が配属されたのはデザイン部でしたが、デザインといっても大半は看板のデザインでした。しかし、看板のデザインであっても、その会社に入ったことは、工場という牢獄から解放されたような、新しい世界に旅立つようなわくわくした気分でした。

会社は染井墓地の近くにあって、民家のような2階建ての建物の1階が作業場、2階がデザイン室になっていました。デザイナーは男ばかりで、僕を入れて6人いました。後楽園、東京トヨペット、東京タワーなどがクライアントで、たまに後楽園遊園地のポスターの仕事も回ってくるのですが、そういうグラフィックデザインは先輩デザイナーの仕事で、僕らはトレシングペーパーに看板の10分の1のスケールで文字を配置して色を決めるのが主な仕事でした。それをコピーして(この頃は青ヤキでしたが)1階の作業場に持って行くと、職人さんが看板に仕上げてくれます。

ときには、職人さんと一緒に看板を取り付けに行くこともありました。自分がデザインした看板が取り付けられるのを見ていると、これまで味わったことのない仕事の歓びのようなものが沸き上がってくるのでした。

性格が内向的なこともあって、社会に出てから友達は1人も出来なかったのですが、作画会に入った頃から自意識が膨らんできて、さらに友達が出来にくくなっていました。

唯一の友達は、僕より少しあとに入社してきた近松さんという年上のデザイナーで、僕と同じ『デザイン批評』の愛読者ということもあって、喫茶店でよく話をするようになりました。

『デザイン批評』とは、風土社という出版社が1966年11月に創刊した季刊誌です。編集委員は粟津潔、針生一郎、川添登、泉真也、原広司といった人たちで、商業というものに支配されたデザインのあり方を批判するとともに、その中心にあるモダニズムを再検討・再批判する雑誌でした。

僕が熱心に読み始めたのは1968年2月発行の第5号目からで、ちなみにその号の特集は、もろ「権力とデザイン」でした。

『デザイン批評』はほとんどが活字で、知識のない僕には何を書いているのかわからないところも多かったのですが、熱気のようなものが伝わってきました。「デザインとは自分をexposeさせることだ」「デザインとは開いてはいけない扉を次々開いて、あばき出していくことだ」という粟津潔さんの言葉にシビれ、粟津潔さんや横尾忠則さんの前近代的なモチーフを取り入れたデザインに憧れ、僕もいつか自分の情念をぶちまけたデザインをやりたいと思うようになっていました。そして、母親のダイナマイト自殺や極貧生活、村人からの差別などを経験している自分は、その資格があると思うようにもなっていました。

青山デザイン専門学校では、お金だけ取られてほとんど何も習わなかったのですが、『デザイン批評』を読み始めてからは、自分がどんどん解放されていくようで、この雑誌を学校のように思っていました(『デザイン批評』から派生した『現代デザイン講座』全6巻を購入して勉強したり、風土社が新宿のお寺でやっていた「公開デザイン塾」にも参加していました)。

そういう反体制的なデザインの話を、近松さんと喫茶店で話しているときは、時間の経つのも忘れるほどでした。1冊のノートに自分が思っていることを書き、それを近松さんに渡して、近松さんが自分の意見を書くという、交換日記のようなこともやっていました。僕が観念的なことを書くと、近松さんがやんわり批判するというパターンが多かったように思います。

やはりグラフィックデザイナーは絵の基礎がしっかりしていないといけないね、ということで、駒込駅前のギャラリーでやっていたクロッキー教室に、近松さんと通ったこともありました。男ばかり10人ほどで1人の全裸の女性を取り囲んでいる光景は、まるでストリップショーみたいで、僕は絵を描かないでモデルの胸と陰毛ばかり見ていました。

残業になるときもときどきあって、夜の8時を過ぎると誰かが「中華屋に電話するよ。出前取る人いる?」と言います。僕はお腹は空いていたのですが、お金がなかったので「僕はいいです」と言うと、近松さんが「僕がおごるからラーメン取ろうよ」と言ってくれました。

中華屋の出前が来て、「はい、ラーメン2つで360円」と言うと、近松さんは「すみません。ツケといてください」と言うのでびっくりしました。近松さんもお金を持っていなかったのです。「ツケったって、うちはツケやってないんだよ」と出前は怒ったように言います。結局誰かが立て替えて払ってくれたのですが、出前に「ツケといてください」と恥ずかしがることもなく言える近松さんに、僕はコンプレックスを感じていました。人目を気にしたり、傲慢だったり、観念的なことばかり考えている僕に対して、近松さんは生活者としてのリアリティがありました。そのリアリティにいつも批判されているような気がしていたのでした。

入社して半年ほど経った頃、大森ボウルというボーリング場が開業6周年とかで、それを記念するディスプレイの仕事が入ってきて、僕がそれを担当することになりました。

大森ボウルに打ち合わせに行くと、フロア入口の階段の上の空間に何かデコレーションして欲しい、女性客が多いので、女性に訴えるようなものがいいということでした。その帰りに喫茶店に入り、アイデアをいろいろ考えました。そして、ノートに企画書のようなものを書きました。

「このディスプレイのテーマは女性である。画一化された社会の中で作られた“美しい女性”のイメージに自分を当てはめようと日夜努力をおしまない女性たち。女性の姿がみんな同じに見えるのはそのためだ。このディスプレイは、女性たちにそのことを知らしめるものにしたい。

女性たちに言いたい。あなたたちは虚飾の仮面を被り、心まで虚飾に犯され、人間性を失っている。それでいいのか。あなたたちは何を求めているのか。「愛」とか「恋」とか「夢」とか、あなたたちが好む言葉は、実態がともなわずただ虚しく響くだけ。勇気を持って仮面を脱ぐことを始めよう。そこからしか本当の「愛」、本当の「夢」は掴めない。いますぐその仮面を脱げ!」

「余計なお世話だ、バカか!」と言われそうですが、なんでも反体制的視点でしか見ることができず、しかも稚拙で観念的なことしか考えられないので仕方がありません。そして、その企画に則って、ボウリング場の天井から裸のマネキンに仮面を被せてぶら下げ、その周りに無数の仮面をぶら下げ、白い布のノボリに愛・恋・夢の文字を書いてそれをなびかせるという、なんとも陳腐なアングラ芝居風デコレーションを考えたのでした。そんなディスプレイをボーリング場がやらせてくれるだろうかとは、不思議なことにまったく思いませんでした。馬鹿だからと言ってしまえばそれまでですが、おそらく表現したいという欲求だけで、周りは見えていなかったのだと思います。

そのアイデアを絵にして先輩デザイナーに見せると、先輩はポカンとしていました。「何? これ?」という顔です。当然不採用です。当たり前と言えば当たり前なのですが。

しかし僕は、近松さん以外はみんな馬鹿だと思っていたので、「そうか、わからないか。商業主義に毒されたお前にはわからないだろう!」と心の中で思いながら、先輩デザイナーを睨み付けていました。

そういう僕のまともには聞いていられない話をまともに聞いてくれる人が、もう1人いました。僕より15歳ほど年上の営業部の吉本さんという人で、一緒に営業先に打ち合わせに行ったときなど、喫茶店があると「ここ入ろうか」と言って、僕の話を聞いてくれました。

吉本さんは営業でも文学や芸術が好きで、背が高くハンサムな人でした。やっと近松さん以外にも話せる人ができて、堰を切ったように訳のわからないデザイン論をまくしたてていました。

近松さん以外には話さないと決めていた母親の自殺の話も、吉本さんに話しました。最初は興味深かげに聞いてくれていたのですが、僕が何回もその話をするので嫌になったのか、「それがスエイくんの売り物なんだね」と冷ややかに言いました。売り物?………。その「売り物」という言葉が、僕の心にグサッと刺さりました。自分が軽蔑されたようにも思い、恥ずかしくて顔が真っ赤になりました。それ以来、母親の自殺の話は誰にも話さなくなりました。

入社して1年ほど経った頃、近松さんが退社しました。唯一の友達がいなくなるので寂しかったのですが、近松さんは「ときどき会おうよ」と言ってくれました。

近松さんは蒲田にあるハワイというキャバレーに勤めていました。そこのほうが給料がいいと言っていました。建物の1階が店で、2階が仕事場だそうで、そこで1人でチラシやポスターを作っているのだそうです。

床が木で出来ていて、そこに開いている小さな穴から下を見ると、お客がホステスのパンツに手を入れているところが見えるそうです。僕はキャバレーに行ったことがなかったので、そこがどんなところかわかりませんが、なんだかまったく違う世界へ近松さんは行ってしまったように思いました。

何度目かに近松さんと喫茶店で会ったとき、「これ作ったんだよ」と言ってA3サイズのポスターを見せてくれました。それを見て、僕はぶったまげました。

それはシルク印刷で刷った銭湯に貼るホステス募集のポスターでした。バックが黒い日の丸、手前が波、そして真ん中で赤い唇の女がフェラチオしている絵が描かれていて、原色の蝶々飛んでいました。その上に「ホステス募集 日払いあり 蒲田ハワイ」とかの文字が入っているのですが、このポスターを見てホステスさんが集まるかどうか、その前に風呂屋がそのポスターを貼るかどうかの問題はあるにしても、作品として素晴らしいと思いました。バックの黒い太陽に、近松さんの情念がこもっているように思いました。先を越されたとも思いました。

僕は嫉妬しながら、そのポスターをいつまでも眺めていました。

「ハルさんちのハンドメイド~大きな手小さな手」第十回 池田ハル

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イラストレーター池田ハルが娘さんと一緒に作る楽しいハンドメイド!!

「ハルさんちのハンドメイド~大きな手小さな手」第十回 池田ハル

  • ブルーベリー狩りに行こう!ジャムを作ろう!びんにペイントしてみよう!
  • 夏の思い出~貝がらの小さなキャンドルに火を灯そう。
  • お兄ちゃんとギターのキーホルダーを作ろう!WS~その2
  • ランドセルのこと。ルポ・マンガ
  • 「ハルさんちのハンドメイド~大きな手小さな手」親子展のこと。

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ブルーベリー狩りに行こう!ジャムを作ろう!びんにペイントしてみよう!

ブルーベリー狩りに行って来ました。夏休み中に娘さんがお泊まり保育先で食べた取れたてのブルーベリーがすごく美味しかったそうで、都内でも探してみたのです。9月上旬そろそろ収穫も終わる頃でしたが、お友だちに教えてもらった農園は井の頭公園の近く「三鷹台駅」から少し歩いたところにありました。親子3人で3パック、沢山取れたので半分はそのまま食べて、半分はジャムにすることにしました。

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駅から少し迷って、石井農園さんの本家の方へ行ってしまいました。番犬の犬たちに吠えられました。玉川上水沿いに歩けば良かったのかもー。この近くにぶどう農園もあるそうなので、また次回に行ってみたいです。そうそう、この辺りはジブリ美術館も近いですよ。いいところです♪

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ホットケーキ焼けました!

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せっかくなので瓶にもペイントしてみました。コトリの親子は最初こんな感じでした。つぶらな瞳。

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別のあそびがはじまりましたー。

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目玉のシールもくっつけて「モンスターズ・インク・ジャム」おばけジャムだ!紙粘土の飾りも付けました。右から「コーヒー・くま・うさぎ」コトリもにっこり^^

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美味しく出来てうれしいな!アックス編集部へお土産に持って行きました。お菓子作りWSは楽しいのでまた何か考えたいです。

夏の思い出~貝がらの小さなキャンドルに火を灯そう。

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娘さんが拾って来たどんぐりに絵の具で色を塗っていたので、ついでに貝がらにも塗ってもらいました。夏に江ノ島で拾って来た貝がらたちです。まだ少し残っていたので何かに使いたいと考え、小さなキャンドルになりました。とても小さいのですが一瞬、火を灯してみましょう。

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ロウソクとクレヨンを削って、空き缶の中で溶かします。短く切った凧糸を1つ1つに入れて、注意深く貝がらの中にロウを垂らしカタチにします。チョコレートの型も使ってみました。

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はい、できあがり♪

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小さなお願いごとをどうぞー、なんともロマンチックな小さなキャンドル♪ 可愛く出来てうれしいのですが、ほとんど大人たちだけで作りました。火を使うので十分気をつけてくださいね。ちなみにわたしは、ロウを削る時に自分の左手親指をスパッと切ってしまってかなり痛かったですー。。。

お兄ちゃんとギターのキーホルダーを作ろう!WS~その2

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前回、一緒にWSでギターのキーホルダーを作ったお兄ちゃんからリクエストを頂いたので、第二弾は「ファイヤーバードのキーホルダー」を作りました。お兄ちゃんはもうすぐ8歳なので8のチャーム付き。(絵柄はマンガのクロエのギターです)

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そして、娘さんたちとは「ウクレレのキーホルダー」6歳のチャーム付き。(ナナのウクレレです)

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ママとはペーパービーズのピアスを作りました♪ママさんは写真家なのでこんなにステキに撮ってもらいましたよ。どうもありがとう!!

ランドセルのこと。ルポ・マンガ

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そんな訳で、ランドセルもやっと決まってホッとひといきー。

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「コキチカ」さんのWSで作ったレザーのネームチャーム☆わたしのお気に入り。

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似顔絵チャーム付きのキーホルダー☆これを自分のランドセルに付けるそうです♪

「ハルさんちのハンドメイド~大きな手小さな手」親子展のこと。

さて、展示まであと少しー。色々と仕上げています(間に合うのかな)どうぞよろしく!

「ハルさんちのハンドメイド~大きな手小さな手」親子展♪
・2014年11月1日(土)~9日(日)※4日(火)定休日
・ル・シァレ(ルヴァン富ヶ谷店カフェ)
・ハルさんちの親子でワークショップ♪
11月2日(土)3時~4時
11月3日(日)2時30分~4時 ※詳細はこちらのページをご覧下さい。
http://www.halnote.com/sf2014/oyako-exhibition2014.html

今日はここまで。

池田 ハル プロフィール

福岡生まれ。セツ・モードセミナー卒業後、古着屋店長、デザイナーなどを経てフリーランス。イラストレーターとして女の子の企画を中心に活動中。ハンドメイド好きな一児の母親でもある。
「小さな手が大きくなるまで一緒に手作りできたらいいなぁ♪」

HALNOTE.COM
http://www.halnote.com

「ハルさんちのハンドメイド~大きな手小さな手」第十一回 池田ハル

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イラストレーター池田ハルが娘さんと一緒に作る楽しいハンドメイド!!

「ハルさんちのハンドメイド~大きな手小さな手」第十一回 池田ハル

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  • 羊毛フェルトでわたしの帽子を作ろうWS
  • 親子展でお待ちしています!
  • あにゅーしゅか・ジンをリリースします

羊毛フェルトでわたしの帽子を作ろう

急に寒くなりました。手袋がないと手がかじかむ季節になるなんて、今年も後半に差しかかっているのですねぇ。そろそろ代々木公園の木々も紅葉している頃でしょうかー。

さて、「ハルさんちのハンドメイド~大きな手小さな手」親子展がはじまりました!
会期中のワークショップで制作する「羊毛フェルトでわたしの帽子を作ろう」をどうしてもお見せしたくて、第十一回を書いています。新学期が始まって慌ただしく、まだ少し汗ばむ頃に作った羊毛フェルトは、なんとも冬をイメージし辛いものでしたが。今回もお友だち親子を招いてわいわい作りました。用意した素材をまずはご覧あれ~!

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カラフルな羊毛フェルトを沢山用意しました。

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似顔絵バッチも作りました。

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今回はボールを頭に見立てて羊毛を重ねていく方法です。子どもたちが好きな色を選んで作ります。これをお母さんがお湯と石鹸水に浸してはしぼって… と繰り返していきます。
色のカラフルさ!型の自由さ!アイデアは面白かったのですが、エキサイトしすぎて子どもたちと上手く作れませんでした。。。

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ママさんが服飾関係の方で手芸心がありましたので、最終的には繕ってもらいなんとかカタチになりました。
お友だちHちゃんの帽子♪こんなかんじに乾かし中。それにしてもファンキーな配色!

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こちらは娘さんが選んだ配色。なんとも鮮やかな帽子!重ねすぎると羊毛も乾くのに時間がかかります。
どうでしょう、このカラフルさ!ハロウィーンの仮装にピッタリなのではっ!!
ちなみに写真のマネキンたちは、わたしがデザイナー時代にお世話になっていた代官山のショップさまから譲ってもらったものと、原宿の古着屋さんで入手したヴィンテージのマネキンです。かぶせているウィッグは初めて旅行したNY、イーストヴィレッジの古着屋さんで入手したもの(箱も可愛い)。飛行機に手荷物で箱入りのウィッグって… ホントに好きだったと思う。

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作り方をもう一度考えて、型を作り、今度はわたし一人でじっくりと帽子を作りました。今度は帽子らしくなりました!でも、乾くと縮むので完成形をイメージして少し大きめに作り直しました。2つの帽子ができました!先日、子どもたちに作ってもらった「羊毛を丸めたブローチ」も付けました♪Hちゃんも娘さんもよく似合ってる!

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これを、今回11/3 のWSでみなさんと作りますよ。ちょっとお母さんは大変かも知れませんけど… がんばって下さい!
ちなみに11/2 のWSでは「ステンシルでなんでもトントン!」わたしが用意した手作りのハンカチに親子でトントン作ります。
この日は「アーケストラ」さんのご好意によりヴィンテージのステンシルプレートをご用意出来ることになりました!みなさん、楽しみにしていて下さい!わたしも楽しみです♪^^

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親子展でお待ちしています!

昨年の秋頃に「こどもの城」で黒田征太郎さんのワークショップに参加して、黒田さんと娘さんが一緒に描いた「大きな花の絵」も展示します。これまでWSに参加して作ったものの中でも、最高に気に入っている一枚です。どうぞご覧下さいね。
他にも、少し前に一人でささっと描いていた「小さな花の絵」がわたしのお気に入りで、これは新作ポストカードの裏面にもコラージュしています。今回他の大きめの「テキスタイル作品」等の中にも取り入れていますので探してみて下さい。

それから、日々の落書きや集中して描いたものを1枚絵とコラージュで展示します。他の作家さんたちと一緒に作ったものも小さく説明付きです。もちろん「ハルさんちのハンドメイド」連載で、わたしと子どもたちが一緒に作ったものもあります。こちらは数が多すぎてすべては並べることが出来ず、今回は写真(映像)での展示となります。
困ったのは、どれが何歳の時に描いたものかわからなくなってしまったことと、子どもと共作したものは「非売品」なので今回あまりお売り出来る絵がないのです。。。すみません(まぁいいか!)

半分はわたし個人の作品というか、わたしの個展ですからもちろん新作もあります。プロダクトのためにデザインしたものとイラストも描き下ろしました。こちらは大人向けの作品ー。それらの原画と版画作品は販売しております。

あにゅーしゅか・ジンをリリースします。

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Hal’s original manga “Anouchkas Zine”

「Anouchkas Zine」あにゅーしゅか・ジンが出来ました! 以前アックスに掲載されたマンガ、お気に入りの2編に加えて+描き下ろしの1ページ、44ページの本になりました。
久々に作るというか、工場さんに依頼して印刷するZINEは意外にもはじめてなんですよねぇ。漫画家で絵本作家のTさんから教えてもらった会社で製作しました。ノンブルとか、改めてプロフィールやあとがき(のようなもの)を考えたり、よい経験になったと思います。編集作業は楽しいですね。 少部数ですがエディションNo.を入れて販売します。よろしくお願いします。
他にも新作「ポストカード」「ハルさんちのガラガラドーナツ」の進化形としての手芸品、アックス編集部で作った「缶バッチ」等々あります。小さいオマケも用意していますので小さなお子さんも一緒に来てね。親子展でお待ちしています♪^^

今日はここまで。

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池田 ハル プロフィール

福岡生まれ。セツ・モードセミナー卒業後、古着屋店長、デザイナーなどを経てフリーランス。イラストレーターとして女の子の企画を中心に活動中。ハンドメイド好きな一児の母親でもある。
「小さな手が大きくなるまで一緒に手作りできたらいいなぁ♪」

HALNOTE.COM
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「もちが焼けたよ」第5回 筒井ヒロミ

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餅になったおじいちゃんと一緒に暮らす大河くん、えっ、どーなっちゃうの!?

「おじいちゃんがモチになっちゃったんだよ」
「最近はやってるんだよ、高齢者のモチ化。でもまさかウチもなんてね…」
「モチなら食べてしまえばよいではないですか!」
「そうはいかないよ、一応おじいちゃんなんだから…」

モチになってしまったおじいちゃんと暮らす大河くんとその周辺のお話「もちが焼けたよ」が
4コマ漫画になって放電横丁に登場です。どうぞお楽しみに!

【筒井ヒロミ】
1977年生まれ。2009年、32歳で会社を辞めて漫画の持ち込みを始める。
第13回アックスマンガ新人賞・南伸坊個人賞受賞。
○著書『トロミちゃん THE TOROBAKO GIRL』(青林工藝舎)
○ブログ http://nya-nya-studio.com/

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田中六大マンガ劇場第八回「お猿の学校」

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マンガ家、絵本作家として活躍する田中六大氏が毎回自由に描くwebマンガ連載。

マンガ家、絵本作家として活躍する田中六大氏が毎回テーマもページ数も自由に描くwebマンガ連載。
田中氏がどんな世界を見せてくれるのか? どうぞお楽しみに!

【田中六大】
1980年生まれ。多摩美術大学大学院修了。あとさき塾で絵本創作を学ぶ。
第7回アックスマンガ新人賞佳作。第50回ちばてつや賞佳作。第5回ますむらひろしコミック大賞受賞。

著書として
・漫画
クッキー缶の街めぐり(青林工藝舎)
・絵本の作・絵
でんせつのいきものをさがせ!(講談社)
・絵本の絵
だいくのたこ8さん(作・内田麟太郎/くもん出版)、しょうがっこうへいこう(作・斉藤洋/講談社)、ねこやのみいちゃん(作・竹下文子/アリス館)など
・児童書のさし絵
音楽室の日曜日(作・村上しいこ/講談社)ひらけ!なんきんまめ(作・竹下文子/小峰書店)願いのかなうまがり角(作・岡田淳/偕成社)など
http://www.rokudait.com/

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「ノドの迷路」第9回 逆柱いみり

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『アックスVol.94~Vol.100』に連載された作品の続き。

『アックスVol.94~Vol.100』に連載された作品の続き。ノドのあたりが変になってしまった同級生を連れて保健室に行ったが、ヤブ医者の手術で形が奇怪に変わってしまった同級生を、人間の形にもどすために二人は迷路のような町を歩き回るのだが…。

【逆柱いみり】
月刊漫画「ガロ」1989年10月号に「くじら」その他短編で入選。その後『ガロ』『アックス』などで作品を発表。著書として『ネコカッパ』(河出書房新社)『赤タイツ男』『空の巻き貝』(青林工藝舎)などがある。
漏電銀座裏通り http://d.hatena.ne.jp/nkpmkp/

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「狂いゆく男」第3回 後藤友香

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「正義隊」の後藤友香が放つ謎に満ちたホラーラブストーリー。

「正義隊」の後藤友香が放つ謎に満ちたホラーラブストーリー。 得体の知れない恐怖があなたの野性本能を呼びさます!待望の新連載にご期待下さい!!

【後藤友香】
マンガ家・画家。1978年東京生まれ。武蔵野美術大学油絵科卒業。
2001年「マンホールの謎」で第3回アックスマンガ新人賞南伸坊賞受賞。
2002年、第125回ザ・チョイス入選。個展多数、ロックバンドのPVアニメーションやミュージアムショップのグッズを手掛けるなど、アート方面でも活躍する。
著書に漫画『正義隊』1~4巻(青林工藝舎)、画集『鉄道画集』(よるひるプロ)、
小説家の古川日出男と共著の絵本『コレクションさん』(青林工藝舎)、挿絵『笑う鉄道 上京編』(ヨシモトブックス)等がある。
http://homepage3.nifty.com/yukarock/

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「ロマンガロン」第6話 まどの一哉

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ベテラン・まどの一哉が、なんとロボットマンガの長編に挑む話題作!

ベテラン・まどの一哉氏が、なんとロボットマンガの長編に挑む話題作!
これまでもお伽噺等をベースにSF色強い作品を描いていますが、この空想、実はもうひとつのリアリズムを表現しているのです。
コミカルな仮面の下に隠されたまどのマジックを新連載「ロマン・ガロン」でご堪能下さい!

【まどの一哉 】
1956年生、大阪府出身。美学校絵文字工房(講師・赤瀬川原平)卒。
1976年、月刊漫画『ガロ』12月号にて「運命の男」でデビュー。その後『クイック・ジャパン』等で作品を発表。
2006年より『アックス』で意欲的に作品を描き、現在オンラインマガジン『電脳マヴォ』にて「三角帽子」を連載中。

まどの一哉「絵空事ノート」http://esoragoto.iga-log.com/
「電脳マヴォ」公式サイト http://mavo.takekuma.jp/

著書として『洞窟ゲーム』『世の終わりのためのお伽噺』(青林工藝舎)、『西遊記』(ワイズ出版)がある。

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「流れる雲のように」 第9話 末井昭

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高校卒業し出版界に入るまでの苦悩と葛藤を描いた連載小説! 挿画/東陽片岡

「流れる雲のように」 第9話 末井昭

9. 退社宣言

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イラスト: 東陽片岡

年末になると看板屋は忙しくなります。「Merry Christmas」だの「A Happy New Year」だの、「賀正」だの「新年おめでとうございます」だの、やたら看板の注文が多くなるからです。

看板だけではありません。東京タワーは地方から来る観光客が多いので、入口や展望台をクリスマスっぽくモールなどで飾ります。昼間は観光客がいるので作業する場所は限られ、展望台などは人がいなくなってから作業します。特別展望台で朝を迎えることもありました。

入社して1年4ヵ月が過ぎ、2度目の年末を迎えていました。近松さんが辞めたので、さすがにモダニズムデザインがどうの、情念がどうのとか言わなくなっていましたが、その代りに仕事がどんどん増えていきました。おびただしい看板のデザイン、東京タワーの飾り付け、そして後楽園遊園地に出来る蝋人形館のデザインや、ボーリング場の年末年始の飾り付けなど、任される仕事も多くなっていました。屁理屈を言わなくなったぶん会社や周りの人たちに受け入れられ、頼られるようになっていたのです。

革命的デザイン論は頭の中でくすぶり続けていましたが、そんなことを考える暇もないほど年末は仕事に追われていました。その反動もあったのか明けて1月の半ばになると、何もかもが虚しくなってきて、会社を休むようになりました。

この1970年の1月は、僕にとって何度目かの大きな転機だったような気がします。会社に認められ信頼されるようになっていたので、そのまま真面目に働いていればなんらかの役職を与えられ、一生その会社にいたかもしれません。しかし、自分の中の何かが、会社に行くことを拒否するのです。

頭にこびりついているのは、近松さんの「黒い太陽」です。仕事が虚しくなっていくぶん、そういう情念のデザインがしたいという思いが強くなってくるのです。つまり、押さえ込んでいた表現欲がむくむくと膨らんでくるのでした。

そういうデザインは作画会では無理だ、近松さんのようにキャバレーに行こうと思い、新聞の求人欄を見て、キャバレーの募集広告を探しました。そして見付けたのが、「東京の夜を演出するクインビー・チェーン」というキャバレーチェーンの宣伝課でした。

さっそく面接に行きました。上野駅から線路沿いに御徒町方向に少し行ったところに、その宣伝課があるビルはありました。5階建てで、2階が喫茶店、3階と4階が上野クインビー、5階が宣伝課です。1階には受付があり、ホステスやボーイも同時に募集していました。受付に座っていたのは黒服の若い男で、僕の偏見かもしれませんが、なんとなく夜の雰囲気が漂っていて少しワクワクしました。自分もこれから夜の世界に入っていくのです。

5階に行き、宣伝課の課長という人から面接を受けました。クインビー・チェーンは、東京に10店舗ほどのキャバレーやクラブを経営していて、宣伝課はそれらの店で使うチラシや看板やポスターの制作、それに各店の催し物の企画や装飾などを一手に引き受けているところでした。総勢20人ほどの人が忙しそうに働いているのですが、その光景を見て「あれ? これじゃあ普通の会社じゃないか」と、少しガッカリしました。 というのは、僕は、近松さんが言っていた、床の穴から下を覗くと男たちがホステスのパンツに手を入れているところが見えるというような職場を想像していたからです。ここも確かに下の階はキャバレーですが、床の穴といってもリノリュームです。リノリュームの下はおそらくコンクリートで、穴なんか開いているはずがありません。といっても、僕はその穴からホステスのパンツを見たかったわけではなく、そういう人間の欲望が渦巻く現場で、1人で悶々としながら情念的デザインをしている近松さんのような存在になりたかったのです。前に見せてもらった「黒い太陽」の浴場ポスターは、警察の目に止まって剥がされたことを聞きました。近松さんの情念が警察と真っ向から対立しているのです。そういうところでこそ真の反体制デザインが出来るのだと思っていました。面接は、これまでやってきた仕事の内容を話したら合格でした。そこの仕事が、作画会の延長線のようなものだったからだと思います。そして、2月の初めからそのクインビー・チェーン宣伝課で、グラフィックデザイナーとして働くことが決まりました。

職場は普通の会社みたいだけど、仕事はキャバレーのチラシやポスターです。「よ~し、情念を込めてデザインするぞ」と意気込んでいました。しかしその前に、それまで休んでばかりで行きづらくなっていた作画会に、退職の話をしに行かなければなりません。辞表というものを知らなかったので、退職の理由を書いていたら意気込んでいた影響で、なんだか宣言文のようになってしまいましました。

退社宣言

昭和43年8月5日に入社した株式会社作画会を退社致すことになりました。以下、その理由を述べます。

現在、デザイン行き詰まっています。それは、基本理念などなく、単に美化運動でしかないモダニズムデザインの行きづまりです。私はモダニズムデザインを深く学んだわけではありませんが、なぜかアンチ・モダニズムデザインに強く惹かれます。作画会において、アンチ・モダニズムデザイン風なことを試みたことがありますが、気持ち悪いとか暗いなどと言われ、まったく問題にされませんでした。

以前はデザインとヒューマニズムということを考えていました。しかし、そんなことをデザインで出来るとは思えなくなりました。それからは、木村恒久氏が言うように、デザインは享楽だと思うようにしました。この前の後楽園遊園地の蝋人形館では、ケバケバしい色彩を使ってデザインしました。自分ではある程度納得したつもりでいましたが、まだまだもの足りません。もっともっと人を驚かすようなデザインをしなければなりません。 昨年の12月は忙しかったのですが、忙しくなるに連れデザインの仕事がイヤになってきました。それで、もっとデザインのことを考えてみようと思ったのです。しかし何を考えたらいいのかまったくわからなくなり、正月はごろごろ寝て過ごしました。4日間何もぜずにいたら、もの凄く憂鬱になりました。その憂鬱を乗り切るためには何でもいいから考える事だと思い、初出勤の日からそうすることにしました。

いつも精神を緊張させておかないといけないと思いました。そして死が登場したのです。自分は明日死ぬかもしれないという意識を持つようにしないといけないと思い、毎日そうすることにしました。そういう意識をみんなに伝えるために、刃物を突き付け「殺すぞ」と言ってやる、その刃物こそがデザインだと思うようになりました。死を登場させると、その反対の生の意味もわかり始めました。粟津潔や横尾忠則の考えていることが少しわかり始めました。それから横尾忠則の本などを本屋で万引きするようになりました。

刃物的デザインの刃物的なるものは何なのか、それは美化運動的なるモダニズムデザインが捨ててきた、あるいは隠してきたものではないか、セックスしかり、醜悪なものしかり。そう考えると、近松さんを羨ましく思うようになりました。作画会を辞めた近松さんは、警察と張り合って仕事をしています。そこに反体制的デザインがあるのではないか、そういう世界に自分も飛び込んでみようと思いました。もう後楽園の仕事など問題ではなくなりました。キャバレーの仕事を一生懸命探しました。

昭和45年1月25日
末井 昭

頭がおかしい人が書いたようなこの「退社宣言」を社長に渡しました。いきなり「退社致すことになりました」です。なんだか退社することが偉そうです。デザインはヒューマニズムであったりアンチ・モダニズムであったり享楽であったり、いったいなんなんだというような文章ですが、社長はこの文章を読んで笑いながら「わかりました」と言ってくれました。「頑張んなさい」とも言ってくれました。優しい人です。優しい人ですけど、退職金はくれませんでした。まぁ1年半しか勤めていなかったのですから出ないのが当たり前ですが。

「ノドの迷路」第10回 逆柱いみり

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『アックスVol.94~Vol.100』に連載された作品の続き。

『アックスVol.94~Vol.100』に連載された作品の続き。ノドのあたりが変になってしまった同級生を連れて保健室に行ったが、ヤブ医者の手術で形が奇怪に変わってしまった同級生を、人間の形にもどすために二人は迷路のような町を歩き回るのだが…。

【逆柱いみり】
月刊漫画「ガロ」1989年10月号に「くじら」その他短編で入選。その後『ガロ』『アックス』などで作品を発表。著書として『ネコカッパ』(河出書房新社)『赤タイツ男』『空の巻き貝』(青林工藝舎)などがある。
漏電銀座裏通り http://d.hatena.ne.jp/nkpmkp/

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読み切り作品「僕とクロ」わだちず

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期待の新人わだちずの放電2作目は、孤独にそっと寄りそう鉛筆画のサイレント作品。

読み切り作品「僕とクロ」わだちず
期待の新人わだちずの放電2作目は、孤独にそっと寄りそう鉛筆画のサイレント作品です。不思議な世界へようこそ。

【わだちず】
京都出身在住。独学で絵やマンガを描く。第16回アックスマンガ新人賞南伸坊賞受賞。
ホームページ http://cheesering.com/

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「ハルさんちのハンドメイド~大きな手小さな手」第十二回 池田ハル

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イラストレーター池田ハルが娘さんと一緒に作る楽しいハンドメイド!!

「ハルさんちのハンドメイド~大きな手小さな手」第十二回 池田ハル

  • 親子展ありがとうございました!ルポマンガ~娘さんは娘さんである。
  • キャンバスから外して縫製したステンシルのワンピース。
  • 展覧会レポート~ステンシルでなんでもトントン!~羊毛フェルトでわたしの帽子を作ろう。
  • 親子WS~ホリディのグミを作ろう。探していた例のモノ。

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親子展ありがとうございました!! おかげさまで沢山の方々にお越しいただきました。とにかく楽しかったです。お会い出来た皆さんとルヴァンの皆さんに感謝です。娘さんたちもありがとう。まかない&パンが美味しくて、会期中に太っちゃいましたよ。

展覧会レポート~ルポマンガ「娘さんは娘さんである」

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会期中にいろんな方々と出会えたこと、お話できた時間は宝物です。普段あまり表に出て行くヒトじゃないので、久々の展示は楽しかったです。
娘さんにもどうだった?!と感想を訊いたら、少し考えてー『ママがおしゃべりばっかりしててイヤだった』といわれましたよ~(苦笑)
いや、そんなこともないかなと… 最初はお友達が来てくれたり楽しそうにしてたんですけどねぇ。まぁ確かに、おしゃべりでしたがわたしは…。だって会期中の仕事ですし。彼女にとってルヴァンが特別なパン屋さんになったことは間違いないと思いますけどね。また時々お茶しにゆこう。
就学前にどうしても「親子展」がやりたかった、なのでよかったです。今度は個展がやりたいです。自分のことをまた。

とは言え、親子で手作りもまだまだやってみたいことがありますから。ここでは色々と実験していきたいと思います。少し環境を変えてみようかとも思い、時々広い場所を借りてみることにしました。(ただ今準備中)大きなモノも作れるよ!汚しても大丈夫な場所!わたしも楽しみ~。

去年の今頃に考えていたワークショップの一つを振り返ってみると、今の娘さんたちには少し物足りないかな?!と思うものでした。子どもの成長とともに作りたい物も変わるでしょう。そのうち自分の作る物に没頭して、例えばマンガとか描き始めたらーその時には自然にやめるかな。小学生3年生くらいまで大丈夫?!と、訪れてくれた先輩ママさんに訊ねたら、『女の子は3年生ではもう難しいかもよ』とのことで。わたしも4年生の時に部屋をもらってからマンガの投稿を始めたから。そのくらいのタイミングなんでしょうかね。あと3年なんて、あっという間でしょう。

キャンバスから外して縫製したステンシルのワンピース。

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そんな訳で、会期中に展示していたステンシル作品をキャンバスから外して縫製してみました。(上の写真参照) 1つ目は娘さんのワンピース。スモックを基本とした作りやすいデザインのもの。ランドセルと同じ色味なんですよ。プリントがいいかんじです♪本人の感想は~『まぁまぁ可愛い』でした。

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展覧会レポート~「ステンシルでなんでもトントン!」~「羊毛フェルトでわたしの帽子を作ろう」

展示の様子とWSのレポート写真などもまとめました。

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WS1日目・「ステンシルでなんでもトントン!」
ロックな仕上がりがいいかんじでしょ♪参加してくれたAちゃんは、わたしが見本に持って来たバッグをみて、ぶどうの模様を描いてくれたみたい。用意したハンカチの模様の○が顔になっていたり。すごく可愛く出来たと思う☆女子3人のほんわかWS☆「アーケストラ」さんからお借りしたヴィンテージのステンシル・プレートとセロハンテープの芯などを使いました。

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WS2日目・「羊毛フェルトでわたしの帽子を作ろう!」
いきなりハードル上げたかんじ。大忙しのWS。制作時間内に終わらず、一部持ち帰りの修正にー…。でも、どーしても羊毛でここまで作って貰いたかった!だってこんな帽子どこにもないよ~。仕上がりはみんなとっても可愛いと思う!!

あらかじめその子の頭のサイズに合わせて用意した型に組み合わせて、それぞれに好きな色の羊毛を選んでもらう。石鹸水とお湯に浸して絞り、完全には乾かない2枚の型を縫い合わせて形を整えていきます。
造形スタジオの3人組(娘さん含む)とイラストレーターMさんの娘さん☆男女4人の賑やかなWS☆仕上がりはこんなかんじに。用意した皆さんのイニシャル・ボタン&羊毛のブローチを付けて出来上がり♪これは取り外してお母さんのバッグに付けてもいいかも。

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親子WS~ホリディのグミを作ろう。探していた例のモノ。

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先日、旅先で探していたモノをついに見つけました。例のモノ。
「大王松」という大きな松ぼっくりです。昨年の今ごろ「ハルさんちの~」第2回で羊毛と松ぼっくり、どんぐり等を使ってクリスマスのオーナメントを作りました。その後に、この「大王松」を見つけたのです。今年も何か作ろうと思っていましたが、その辺の公園には落ちていないのです。普通の松ぼっくりは上の写真でみても解るようにごく小さなものですから。

最初に見つけた熱海~伊東へ行けばきっと落ちている!と探してはみたもののやはり落ちてはいませんでした。それで、帰りに立ち寄った熱海駅前のおそば屋さんのディスプレイに使われていたものを1つ分けてもらいました。どうしても欲しかったので…。(「成木屋」さんありがとうございました)
調べたらこの大王松、北アメリカ東南部原産とのことで国内では生け花などに使われているそう。ネットでもカンタンに入手出来る様です。わざわざ熱海まで出かけなくとも…!でもせっかくなので、MOA美術館のお庭でも松ぼっくり拾いました。高台にある美術館からの景観が素晴らしくて、ちらほらと紅葉が美しかったです。それから、児童作品展が良かったです。

がっくりしたようなでっかい松ぼっくり、今年はディスプレイとしてここに。お友達のお家で一緒に「ホリディのグミ」を作りましたので。ゼラチンと砂糖、果汁100%ジュースがあればカンタンに作れます。ちょっとゼラチンを多めに入れた方が歯ごたえがあって美味しいかも。添加物も入らずいいですね。Mちゃんどうもありがとう。

ひたすら子どもと楽しい制作を、好きなことしかやっていない。でも、これでいいのかなぁ…という不安に『やりたいことをやればいいんだよ!』と背中を押してくれた仲間たちに感謝。
二つ返事でWSに参加してくれたご近所さんたち、嬉しかったです。面白かったので年末ぎりぎりにWSもう一つ企画しました。終わったら打ち上げますよ~!!

2015年が良い一年でありますように。

今日はここまで。

池田 ハル プロフィール

福岡生まれ。セツ・モードセミナー卒業後、古着屋店長、デザイナーなどを経てフリーランス。イラストレーターとして女の子の企画を中心に活動中。ハンドメイド好きな一児の母親でもある。
「小さな手が大きくなるまで一緒に手作りできたらいいなぁ♪」

HALNOTE.COM
http://www.halnote.com

「もちが焼けたよ」第6回 筒井ヒロミ

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餅になったおじいちゃんと一緒に暮らす大河くん、えっ、どーなっちゃうの!?

「おじいちゃんがモチになっちゃったんだよ」
「最近はやってるんだよ、高齢者のモチ化。でもまさかウチもなんてね…」
「モチなら食べてしまえばよいではないですか!」
「そうはいかないよ、一応おじいちゃんなんだから…」

モチになってしまったおじいちゃんと暮らす大河くんとその周辺のお話「もちが焼けたよ」が
4コマ漫画になって放電横丁に登場です。どうぞお楽しみに!

【筒井ヒロミ】
1977年生まれ。2009年、32歳で会社を辞めて漫画の持ち込みを始める。
第13回アックスマンガ新人賞・南伸坊個人賞受賞。
○著書『トロミちゃん THE TOROBAKO GIRL』(青林工藝舎)
○ブログ http://nya-nya-studio.com/

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「ノドの迷路」第11回 逆柱いみり

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『アックスVol.94~Vol.100』に連載された作品の続き。

『アックスVol.94~Vol.100』に連載された作品の続き。ノドのあたりが変になってしまった同級生を連れて保健室に行ったが、ヤブ医者の手術で形が奇怪に変わってしまった同級生を、人間の形にもどすために二人は迷路のような町を歩き回るのだが…。

【逆柱いみり】
月刊漫画「ガロ」1989年10月号に「くじら」その他短編で入選。その後『ガロ』『アックス』などで作品を発表。著書として『ネコカッパ』(河出書房新社)『赤タイツ男』『空の巻き貝』(青林工藝舎)などがある。
漏電銀座裏通り http://d.hatena.ne.jp/nkpmkp/

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「ロマンガロン」第7話 まどの一哉

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ベテラン・まどの一哉が、なんとロボットマンガの長編に挑む話題作!

ベテラン・まどの一哉氏が、なんとロボットマンガの長編に挑む話題作!
これまでもお伽噺等をベースにSF色強い作品を描いていますが、この空想、実はもうひとつのリアリズムを表現しているのです。
コミカルな仮面の下に隠されたまどのマジックを新連載「ロマン・ガロン」でご堪能下さい!

【まどの一哉 】
1956年生、大阪府出身。美学校絵文字工房(講師・赤瀬川原平)卒。
1976年、月刊漫画『ガロ』12月号にて「運命の男」でデビュー。その後『クイック・ジャパン』等で作品を発表。
2006年より『アックス』で意欲的に作品を描き、現在オンラインマガジン『電脳マヴォ』にて「三角帽子」を連載中。

まどの一哉「絵空事ノート」http://esoragoto.iga-log.com/
「電脳マヴォ」公式サイト http://mavo.takekuma.jp/

著書として『洞窟ゲーム』『世の終わりのためのお伽噺』(青林工藝舎)、『西遊』(ワイズ出版)がある。

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