「ハルさんちのハンドメイド~大きな手小さな手」第十五回 池田ハル
- ヴィンテージ・バービーのためのハンドメイド着せ替えドレス。
- ビリケン・ギャラリー撮影レポート。
- スイミングおかえりのバッグを作ろう!ワークショップ。
- 「新一年生の週末」日記マンガ。
一年生になりました!
どうも風邪がすっきりと治らない娘さんです。毎日早起き、宿題、明日の時間わり、忘れ物のないように!!
週末はゆっくりとー起きません。ちょっとお出かけした DISK UNION 新宿中古センターで見つけたもの、小さくマンガに描きました。
下の「新一年生の週末」をご覧下さいね。
ヴィンテージ・バービーのためのハンドメイド着せ替えドレス。
さて、前回はマグネット・タイプの着せ替え人形を作りましたが、今回は「ヴィンテージ・バービーのためのハンドメイド着せ替えドレス」です。
元々わが家にあった、バービーたち(以前パパさんが eBay USAで衝動買いしたもの)がずーっと気になっていました。何年もちゃんとお洋服を着せてもらえず裸のまま、雑にドールケースに入れられていたのです…。娘さんが時々遊んでいるのですが、着せ替えがないとやっぱりつまんないでしょ。そこで「裸のヴィンテージ・バービーのためのハンドメイド着せ替えドレス」を作ることにしました。
まず、取りかかりにお人形用着せ替え服のパターン付き書籍を探しました。いくつか見た中で格別にステキだったのは、蜜蜂けいと著「クラシックバービーのためのドレスブックバービー・モード」でした。
コレクターはページを眺めているだけでもうっとりする様な写真もドレスも本当に素晴らしい本です(絶版)。
ただ、作るにはとても難易度の高い本です。解りづらくて、説明が足りないし…原寸のものと拡大するものの区別諸々ー…。途中で何度か心が折れそうになりましたが結局、ドレスの型紙は4回作り直し、帽子と手袋は3回ずつ直して、それでも微調整をしながらカタチにして行きました。手袋だけのためにストレッチサテン生地も買いました。(他は綿サテンです)
それから、よい機会なのでバービーについて学ぼうと思い、宮塚文子著「バービーと私ー着せ替えドレスを作り続けた半生記」も読みました。
ここにも、衣装に宿る女の魂を感じましたー。とても面白い本でした。何でもそうですけど、最初に作った人はやはりすごいですね。
「品質のよいものを」というマテル社の要望に答えるため、マテル社デザイナーのジョンソン女史に付いて、一年間ひたすら手を抜かない仕事を提供した宮塚文子さんと1950年代後半の日本のこと。MADE IN JAPAN (日本製) の初代バービーをとても誇らしく思いました。素敵です。
♡バービーひとくちメモ♡
「バービー」の名はマテル社の創業者ハンドラー社長夫妻の娘「バーバラ」の愛称から生まれました。その後に発売させたバービーの彼氏「ケン」は息子の名前 から。単なるおもちゃの人形ではなく、ファッションに代表される女性の行き方の投影として、娘に与えることのできる人形であることが重要だったのではー。バービーはアメリカで働く女性が当時の初任給を出して買ったといわれているそうですよ。
ドレスと帽子と手袋、何度もやり直しました。ヘアアクセサリーのリボンも合わせて付けました。
サイズ違いにできてしまった大きい帽子、中くらいの帽子、小さい帽子をかぶってもらいました。
仕上がりはこんな感じです。すました表情と、凹凸のあるボディ。小さくても(人間の女の子の六分の一)ちゃんとレディのドレスなのでした。難しかった~。出来上がり嬉しいです!!
ビリケン・ギャラリー撮影レポート。
バービーの撮影はビリケンさんで!と決めていました。いつもお世話になっているわたしの大好きな「ビリケン・ギャラリー」です。
ヴィンテージのおもちゃと言えばここですよね。バービー愛好家でもあるオーナー夫人のミミ子さんにまず見ていただきました。そして、鑑定してもらったのですがなんと…わたしのバービーはニセモノだったのです(涙)うゎ~~~ん!!!
- バービーの顔は本物、身体は別のもの…。
- ベンダルフランシー(初期ではない)まつげが取れている…との鑑定でした。
だから微妙にドレスのサイズも合わなかったのだと思います。クラシックバービーではなかったと。ショックでした。でも、わたしらしくてそれも面白い経験になったと今は思います。このジャンクなかんじが居心地よかったりするんですよ…。
でも、せっかくなので本物のドレスが作りたいです。実はもう一つ、バービーを持っています。これは以前に復刻版のクラシックバービーをわたしがお小遣いで入手したものですが、状態はよいです。まだ箱から出してもいないので、次回はこの娘のために作ります。これはマテルの本物だと思います!!
ビリケンギャラリーのオーナー三原さんご夫妻です。ありがとうございました!
スイミングおかえりのバッグを作ろう!ワークショップ。
慌ただしかった卒園式の後のこと。スイミング教室のお友だちにお集りいただいて、「スイミングおかえりのバッグを作ろう!」ワークショップを開催しました。
約1年間くらい通っていますが、スイミングの後ってタオルとか帽子とか、荷物がふえるのでサッとしまって帰りたいのです。それで、ビニールのバッグごとしまえる様な手頃なサイズの無地のトートバッグに自由に絵を描いたり、ステンシルで模様を付けたりしました。前日に描きたい絵のラフを描いて来てもらいましたが、たいていはみんな別の物を描いていましたよ。お母さんとおばあちゃん、下のお子さんも一緒に賑やかにはじまりましたー♪
三人の女の子がとってもよく描けています。
前日に描いたものと、当日描いたもの。
赤いバッグはわたしのアイデア、サングラスガールです。
完成!みんなのかっこいいバッグが出来上がりました。これ持ってスイミングもがんばろう!
「新一年生の週末」日記マンガ。
そんなわけで、風邪ぎみな新一年生の週末。ちょっとお出かけした DISK UNION 新宿中古センターにて、本秀康さんの主催する「雷音レコード」のグッズも見つけることができました。可愛い!(オリジナルのレコード収納コンテナが欲しいな)
入り口のROCKな缶バッチ・ガチャポンでは、わたし好みな60’S-70'Sのバッチが出ました。これは当たりです。
帰り道「ベロ出してるマーク」に気がついたこと話せて楽しかったです。OH! YEAH!!! いい所に気がつきました。
Rolling Stones のマークを調べる頃には、おかげさまで風邪もほぼ治りました。ストーンズのマークくらいソラで描けると思ってましたけどねぇ。
今月も元気で順調に制作できますように。
今日はここまで。
参考リンク
Barbie マテル社公式サイト
http://barbie-japan.jp
ビリケン・ギャラリー
http://www.billiken-shokai.co.jp
雷音レコード
http://rhion.jp
☆ビリケン・ギャラリー撮影レポート☆ つづきはこちらにおまとめします。
https://www.facebook.com/IkedaHal
池田 ハル プロフィール
福岡生まれ。セツ・モードセミナー卒業後、古着屋店長、デザイナーなどを経てフリーランス。イラストレーターとして女の子の企画を中心に活動中。ハンドメイド好きな一児の母親でもある。
「小さな手が大きくなるまで一緒に手作りできたらいいなぁ♪」
HALNOTE.COM
http://www.halnote.com