Quantcast
Channel: 放電横丁
Viewing all articles
Browse latest Browse all 393

「ハルさんちのハンドメイド~大きな手小さな手」 第八回 池田ハル

$
0
0

image

イラストレーター池田ハルが娘さんと一緒に作る楽しいハンドメイド!!

「ハルさんちのハンドメイド~大きな手小さな手」第八回 池田ハル

  • 思い出のアップリケとわたしのスカート♡
  • ステンシルでなんでもトントン~わたしのTシャツ☆
  • 追記、あのドレスのこと。
  • 「ハルさんちのハンドメイド~大きな手小さな手」親子展を開催することになりました!

思い出のアップリケとわたしのスカート♡

昨年の秋頃だったでしょうか、娘さんが『もっとかわいいスカートが欲しいな。』と言うのです。どうやらわたしが選んで買って来る洋服の色や柄の好みが違っている様でした。じゃぁ、どんなスカートなの?!色や模様を描いてみてよと。すると、自分のらくがき帳に「お花のスカート」の絵を描きました。なるほどなるほど。そこには大胆な大きな花が描かれていました。黄色いチューリップに黄色いヒマワリ等々。わたしが選ぶ小花模様の他の洋服と合わせやすい感じのスカートではなかったのです。

『いいね!こんなスカートどこにも売っていないからいつか作ろうね!』と話しました。

そして「お花のスカート」の絵を机の前に貼り付けて、数ヶ月が過ぎてー、決して忘れてしまった訳ではなかったのですが、いつの間にかその貼り付けていた絵がなくなってしまいました。。。『いったいいつになったらあのスカート作ってくれるの?!絵もなくなっちゃったじゃないっ!!』怒られました。。。(捨ててはいないから、わたしの机のラフの山のどこかに挟まっているはずなのですがどうしても見つからず「お花のスカート」ごめんねぇ。)

再び描いてもらったのが下の画像です。ちょっといやいや描いてました。それでやっと生地を買いに行って、生地を断裁してーという作業に取りかかったのがこの春先でした。

ねぇ、いつ出来るの?ねぇ、まだなの?もうずーーーっと言われてました。今度こそ絶対に作らないと!!

「お花のスカート・その2」娘さん画


手法は決めていました。昨年からあれこれと作って来た「ステンシル」と「アップリケ」です。アップリケの素材は、娘さんがもう着られなくなってしまったお気に入りだった洋服をハギレとして使いました。思い出のアップリケです。

「ステンシル」は、親子クラスで作ったものをお家でいろいろと試していました。絵の具もアクリルガッシュや布用絵の具など。普通のコピー用紙を好きなカタチに手でちぎったもの、厚紙にカッターで切り抜いたもの、布用絵の具の付属に付いていたもの、ご近所のアンティークショップで購入したステンシルのプレートも使いました。それぞれに面白い仕上がりですよ。なんでもトントンー♪ステンシルは楽しい!!

そうそう、もうすぐ6歳なので「6」もステンシルしました^^

ステンシルでなんでもトントン~わたしのTシャツ☆

こちらは去年作った「5歳」記念のTシャツです。何度か手洗いしてますけど発色は少し薄くなった程度で生地になじんで良い感じですよ♪(布用絵の具使用)「手形」も自分だけのスタンプですよね。面白かったなぁ。制作した年の良い記念になるのではないでしょうか。結構ぐしゃぐしゃになりますけどね~(手もテーブルも。。。それもまた面白い。)

いろいろなステンシル。結構きれいな状態で残るものですね。記念に撮っておきました。

ちなみに上記Tシャツは「無印良品」のもの。スカートは直線縫いです。カンタンに出来るものを作って行きます。

追記、あのドレスのこと。

少し前になりますが、文化学園服飾博物館の「ヨーロピアン・モード」展に興味があって文化学園大学へ。『歴史衣装に語らせる -ヨーロピアン・モードの技巧と表現をめぐって-』能澤慧子先生の講演会へ行って来ました。

18世紀から~現在までの様々なドレスが観られました。面白いなと思ったのは、当時の技術や手法を調べるために、時にはドレスを解いてみるとのことでー、その解かれたドレスは再び縫製されたのだろうか?と。気になるのでした。

それから、古いものだからか、当時からその様な仕立て上がりだったのか、かなり縫い目がガタガタなものもありました。目からうろこが落ちるー。産業革命前のまだミシンが普及する前はもちろんすべてが手縫いだった訳で。そこで、均一ではない整わない縫い目の世界に想いをめぐらせてしまったのです。それも自由で、綺麗だろうなと。あのドレスが気がかりでしたが、主に華やかで素晴らしい仕立てのドレスが沢山観られた展覧会でした。とても面白かったです。

わたしがこの連載でドレスを創る!?ことはまぁ、多分ないと思いますけど、直線縫いでさえも所々均一にはならない自分の技術にあきれつつ、、、産業革命前のお母さんたちのことを想い、中にはぶきっちょな人も居ただろうなぁと、励ましつつ制作はつづくのでした。

「ハルさんちのハンドメイド~大きな手小さな手」親子展を開催することになりました!

「ハルさんちのハンドメイド~大きな手小さな手」
池田ハルと娘さんによる手作り親子展♪

・2014年11月1日(土)~9日(日)※4日(火)定休日
・ル・シァレ(ルヴァン富ヶ谷店カフェ)
・ハルさんちの親子でワークショップ♪
11月2日(土)3時~4時
11月3日(日)2時30分~4時 ※詳細は後日お知らせします。

「ご近所」で何か出来ないだろうか?と考えていました。ワークショップに参加いただいたお友達や、お世話になった皆さんと、渋谷・代々木という街で。

いくつかのギャラリーや区民施設、知人のショップを周る途中に、いくつかの偶然も重なり、富ヶ谷ルヴァンのカフェ「ル・シァレ」さんにて親子展を開催することになりました!!

大好きなパン屋さんで展示が出来ることとても嬉しいです。また、オーナーさまのご好意によりルヴァンの奥座敷「る庵」をお借りして「ハルさんちのワークショップ」も開催することになりました。連載の中でもわりと評判が良かったもの。これ作りたい!と、声があったものを作りたいと思います。

娘さんがまだ小さかった頃、この界隈に唯一のママ友だちが住んでいたので、バギー押してよいしょよいしょっと坂道を上っていたものです。ルヴァンに立寄り美味しいパンを買うのも楽しみでした。ここへは母校のA先輩の絵本原画展ではじめてカフェの中に入りました。それから、やはりご近所のアクセサリー作家さんもこちらで展示をされていたりと、良い空間での出会いに感謝します。

早いもので、子どもたちも来年は小学生。幼児期の終わりに何か記念となる様なイベントが出来ればと思います。はじめて他の場所をお借りするため、皆さんに楽しんでもらえる様にじっくりと考え中です。ワークショップの詳細は後日またお知らせしますね。どうぞお楽しみに♪

今日はここまで。

池田 ハル プロフィール

福岡生まれ。セツ・モードセミナー卒業後、古着屋店長、デザイナーなどを経てフリーランス。イラストレーターとして女の子の企画を中心に活動中。ハンドメイド好きな一児の母親でもある。
「小さな手が大きくなるまで一緒に手作りできたらいいなぁ♪」

HALNOTE.COM
http://www.halnote.com


Viewing all articles
Browse latest Browse all 393

Trending Articles