「ハルさんちのハンドメイド~大きな手小さな手」第二十四回 池田ハル
- ティースケース(乳歯ケース)をつくろう!ワークショップ。
- ガチャポンのケースとちりめんの小物入れ。
- 今日の1枚「ハートに火をつけて」Light My Fire - The Doors
この連載がはじまった頃のこと、抜け始めた娘の乳歯を入れるための入れ物を探していました。なかなか手頃な大きさのものが見つからず、紙に包んでガチャポンのケースに入れておきました。それから、2本3本と抜けるたびに市販されているものを見たりしましたが、あまり可愛くないんですよね。遊んでいる内にどこかで無くしてしまったり… だいたい全ての乳歯が揃っている訳でもないのですから…。「へその緒」の様に大事に取っておくものでもないのかも知れませんが、キレイに仕舞っておきたい。何か気の利いた小さな入れ物を作りたいと考えました、色鮮やかで開けた時に楽しくなる様な入れ物をー。
ティースケース(乳歯ケース)をつくろう!ワークショップ。
さぁ、あたらしいケースを作りますよ!こちらでは無地の桐の箱を用意しました。まずはみんなに2、3枚の絵を描いて来てもらいました。それを短くカットした押ピンで表面にとめます。
それから、色鉛筆と水彩絵の具を使って箱の色塗りと飾り付けをします。
それぞれのケースが出来ました。可愛い!!絵を描いて来てもらったので短時間で完成しましたよ。
こちらは、わたしが見本として作っておいたもの。絵は娘さんによる「ひっさん」です。
みんなが描いて来てくれた絵を使って「オリジナルのくるみボタン」も作りました。わたしが夜なべして作った「ちりめんの小物入れ」のポイントとして使っています。これにカラーペーパーに包んだ乳歯を仕舞います。ちりめんは色鮮やかで好きです。大切なものを残す入れ物にぴったりだと思いました。
みんなのくるみボタンで「ヘアゴム」も作りました。絵柄がリネンに馴染んでいい色合いです。
背景に見える小さな可愛いボタンの数々は香港から友人Jが送ってくれたもの。このボタンを使ってスペシャルな小物を作りたい!と目論んでいます。嬉しいな。
ガチャポンのケースとちりめんの小物入れ。
3年くらい前から使っていたガチャポンのケース(乳歯ケース)を卒業しました。(これはこれで面白かったです。)懐かしい冬の写真。
あたらしい乳歯ケースは、ちりめんの小物入れと桐の箱。表面の絵は押ピンでとめているだけなので、いつでも新作に張り替えることが出来ます。大事なアクセサリーなど一緒に仕舞うといいですね!
追記:どうやら人形の洋服入れになった様です。もしくは人形の冷蔵庫…?それから、先のガチャポンケースもまだ取って置くそうです。
今日の1枚「ハートに火をつけて」Light My Fire - The Doors
「ハートに火をつけて」だれが消す。ドアーズのジム・モリソンの歌を聴く時、小説に同じタイトルを付けた鈴木いづみのことを想う。ハートに火をつけて、これ以上ないくらいカッコ良いタイトルだと思うんですよ。大好きな憧れの時代の、決してノスタルジーにはならない凄さと驚き。時々確認しなくてはならない事がある。
“Come on baby, light my fire!” あーちゃんのドアー。/ アクリルガッシュ、色鉛筆、鉛筆、紙、32x32cm © Hal Ikeda 2016.
池田 ハル プロフィール
福岡生まれ。セツ・モードセミナー卒業後、古着屋店長、デザイナーなどを経てフリーランス。イラストレーターとして女の子の企画を中心に活動中。ハンドメイド好きな一児の母親でもある。
「小さな手が大きくなるまで一緒に手作りできたらいいなぁ♪」
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