「ハルさんちのハンドメイド~大きな手小さな手」第二十三回 池田ハル
- お手玉をつくろう!ワークショップ。
- お手玉と玉手箱。
- 今日の1枚「ワン・プラス・ワン」Sympathy for the Devil - The Rolling Stones
少し前から娘さんに「お手玉が欲しい!」とリクエストされていました。年明けに学校で昔遊びを色々と教えてもらったそうで、けん玉、羽根つき、お手玉などー。ご近所のおじいちゃんおばあちゃんが来てくれたそうで、とても喜んでいました。
羽根つきの羽子板は昨年作りましたが、意外にも「お手玉」はまだ持っていなかったんですよね。そこで、前回のワークショップで使用した素材とハギレを今回も使ってみることにしました。
なるべく絵を描きやすい平面のパターンで布を断裁して準備、中身には「あずき、そば殻」など天然素材も考えましたが、子どもたちが扱いやすそうなポリエチレン100%の「ぺれっと」を選びました。
これ白く半透明な粒状のものですが、まとめて握ると気持よい~。なんとも言えない触感です。
今回のワークショップは、折り紙に好きな模様を作ってもらってステンシルの型として使用、縫製までわたしが仕上げるーという流れ。
縫製に時間がかかるためゲストはお友だち1人と娘の2人。模様は「ダイヤ!」という希望で二人にトントン自由に作ってもらいました。
粒々のぺれっと。
新色「アヤナミブルー」エヴァンゲリオンは私たちの世代ですが、きっと今の女子たちにも好まれる色ですよ。
ひたすらダイヤ柄をトントン。
それぞれのダイヤ模様が出来ました。
完成!!リボンやボタンもアクセントに付けてみましたが、お手玉はシンプルな方が遊びやすいかも。
それから生地が少し固めだったこと… なるべく柔らかい素材の方が手に馴染みそうですね。
お手玉と玉手箱。
何気なく娘がカステラの空き箱に「おてだま」と書いて片付けていて、これはどうやら大事なもの入れになった様でした。
玉手箱みたいにしたいなと考えて、先の連休中の思い出や絵日記、家族で登った英彦山スロープカーの切符などもコラージュ。「神駅、花駅、幸駅」途中下車したくなる駅名ですー。
フタの裏には、この夏予定しているキャンプのイメージ。テントはこんな感じかなぁ。
さぁ、お手玉をやってみようよ!
今日の1枚「ワン・プラス・ワン」Sympathy for the Devil - The Rolling Stones
ジャン=リュック・ゴダールの映画「ワン・プラス・ワン」から。「悪魔を憐れむ歌」を録音中のローリングストーンズ、メンバーから少し離れたところで一人ぼっちなブライアン・ジョーンズの後ろ姿、ゴダールによるストーンズの録音。
憧れの時代の最強キャスティングがたまらなく好きなんですよ。この歌を聴いていつだって前を向いて描いて行ける。
“Sympathy for the Devil, woo woo!!!” あーちゃんの憧れ。/ アクリルガッシュ、色鉛筆、鉛筆、紙、32x32cm © Hal Ikeda 2016.
池田 ハル プロフィール
福岡生まれ。セツ・モードセミナー卒業後、古着屋店長、デザイナーなどを経てフリーランス。イラストレーターとして女の子の企画を中心に活動中。ハンドメイド好きな一児の母親でもある。
「小さな手が大きくなるまで一緒に手作りできたらいいなぁ♪」
HALNOTE.COM
http://www.halnote.com